2021北京WF限定!(ONE-OFF)
【作家コメント】
・「エヴァンゲリオン初号機 楳田哲也 Ver.」
テーマは昆虫のような初号機です。メタリック感のある薄い甲羅の中にグロテスクな茶色い本体があるという事を表現しました。本体カラーはメタリックカラーベースにクリアーカラーで幾重にも重ねたグラデーション塗装を施しました。更にパール塗料と蛍光塗料でアクセントを付けて装甲は完成。本体部分は装甲と対照的に艶消しで表現しました。口中の塗装もこだわっています。ベースのサキエルは初号機に倒され半身がグリッター化してしまった イメージを様々な技法で表現しました。中でも一番のポイントはグリッター化した部分のウォータードロップ表現です。
面白い効果が出ていると思います。いつまで見ていても飽きない完成品を目指して作りました。
・「エヴァンゲリオン2号機 獣化第2形態 楳田哲也 Ver.」
テーマは生物と機械の融合です。生物感を出す為に様々な技法で表現しました。装甲も硬いものでは無く皮膚のような イメージ様々な技法でテクスチャーを入れクリアーカラーでのグラデーション塗装を施しました。ビースト化してしまい 制御できなくなる身体を機械的に抑え込む背中周りの表現にも注目です。背中のシャフトは差し色とし、どの方向から見ても 輝いて見えるようにメタリックグラデーション塗装で表現しました。ベースのゼルエルは異世界から来た怪物として様々な技法で表現しました。大理石のような体表や爬虫類のような斑紋も見どころです。本体とベースとの艶感等の違いによる違う生物の戦いを表現しいつまで見ていても飽きない完成品を目指して作りました。
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楳田哲也 Tetsuya Umeda
1968年大阪府生まれ。印刷会社に勤めながら海洋堂でガレージキット完成品見本制作のアルバイトを行っていたが、才能を認められ海洋堂に入社。アメリカ村にあったホビーロビー大阪に配属されるも、すぐに本社塗装班に配属され塗装班のチーフを任されることになる。その卓越した塗装技術の守備範囲は広く、ロボット、ヒーロー、クリーチャー、美少女に至るまでマルチに活躍。特にアクションフィギュア系であるリボルテックヤマグチでは立ち上げ時から一人で全種類のペイントマスター(塗装見本)を担当し、その後アメイジングヤマグチでも引き続き全種類のペイントマスター(塗装見本)を担当し、長きにわたり海洋堂の人気商品を支えている。
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「エヴァンゲリオン初号機」
原型制作 松村しのぶ
自然モデルのスカルプターとして、生物に対する広範な知識、高度な技術力・創造力を駆使した造形で圧倒的な存在感を示す造形師。海洋堂の生物フィギュアの総指揮を執っている。また、日本各地の博物館やイベントなどの展示モデルも数多く手がけており、ニューヨーク自然史博物館にも恐竜復元モデルを提供している。
本作はエヴァンゲリオン初号機に生物的アレンジを取り入れ表現した傑作造形作品。オリジナル原型を3Dスキャン後、各ディテールの追加加工やプロポーションを自身の手によって再調整している。ダメージを負いながらも暴走した力によって第4の使徒を蹂躙し、破損部や拘束具の隙間から覗く人造人間としての表現と凶暴な表情は圧倒的な存在感を放っている。
第4の使徒をイメージしたベースは初号機の存在を引き立たせながらも情報量を削がないギリギリまで切り詰められたバランスで表現し成立させている。
「エヴァンゲリオン2号機 獣化第2形態」
原型制作 吉良かずや
海洋堂の関連会社 株式会社奇想天外に所属。カプセルフィギュアの動物や、生物アクションフィギュア「リボジオシリーズ」のオオスズメバチ・タガメの原型などを手がける、次世代を担う新鋭造形師。
本作は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』で獣化第2形態(ビーストモード)で野生の本能を開放したエヴァンゲリオン2号機と第10の使徒との激闘を表現している。
設定画のプロポーションを出発点に、
・生物造形の最高峰 松村しのぶ
・圧倒的なメカ造形センスで面を構成し、精密なディテールを施す 谷明
・キャラクターのイメージそのままにポージングをとることが可能なアクションフィギュアを生み出す 山口勝久
海洋堂の名だたる造形師達のエッセンスを盛り込んでいる。
©カラー