写実造形を昇華させた、さらなるリアリティ表現の極み
木下造形だから為しえた、もっとも美しいウルトラマンエース像
ウルトラマンエースは初代ウルトラマンとは異なる大きく作られたマスク、本格スーツアクターのがっちりした体型など、写実的に再現することで立体物としての魅力が軽減されてしまいそうな造形的に難易度の高いモチーフである。
そんなリアル系造形師泣かせのウルトラマンエースを、木下隆志が端正でありながら実物のイメージをまったく損なっていない表現で造形した。
本来の美しいデザインコンセプトを際立たせたマスク造形、実際のアクターの体型を表現しつつも、姿勢や微妙なアレンジで立体映えを優先し、前代未聞ともいえる、「リアルで美しいウルトラマンエース」の造形に成功した。
マスクは実物プロップを写実的に検証し、実物の粗を微妙に補正するアレンジで造形。
クリアー成型された頭部の内側は、量産品として強度を保つギリギリまで薄く成型し、実物のマスクに見られる目の特徴を再現。
カラータイマーは透明素材を使用、裏側からモールドすることで実物同様の表現を実現。
プロポーションは実物のイメージを損なわない微妙なアレンジを加えてリアルに再現
スーツの質感も実物どおりを追求
ウルトラマンエースが本来持っている美しいデザインを最大限に活かして造形。
両足で固定できるコールドキャスト製専用台座付き。
©️円谷プロ