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海洋堂によるフィギュア製品の開発記や広告・商品リリースでは伝えきれない薦めポイント、最新情報&裏話をチラリとお見せする号外コーナー
今回のレビューは、10月10日発売となるソフトビニール製「アナトミー」胸像の製品サンプル。
ハリウッド映画業界で造形・彫刻家として活躍する片桐裕司氏の手によるリアルな造形が、手ごろなソフビになりました!
パッケージも簡易なタグ付きビニールパックでお届けします。
クリエイターのための人体造形講座なども開催する片桐氏が教材として制作した粘土像からの製品化で、解剖学的な正確さと共に、生きている人間の息遣いが感じられるような渾身の造形となっています。
ソフビでもその魅力を失わないよう、緻密な造形タッチを隅々まで再現しています。
一筋一筋彫り込まれた筋肉繊維、骨格の上に乗った筋肉と腱の複雑な絡み合いなど、グレー単色の成型ゆえに陰影が美しく映える仕上がりをご覧ください。
なかでも特に複雑に筋肉が絡み合っているのが顔面。その表情は遠くを見つめて思索にふけっているような、哲学的な雰囲気が漂います。
筋肉のない頭頂部には、露わになった頭蓋縫合線の複雑なラインがみられます。後頭部には、片桐氏のイニシャルを冠した「H.K.STIDIO」のサインも。
顔を左に向ける動きによって生まれる、首から背中、両肩の微妙な捻りが表現されていて、胸筋や腹筋も左右対称ではありません。むき出しの筋肉ひとつひとつの動きが人体を理解する手掛かりになっています。
見る角度、光の当たり方によっても、様々に表情を変えるアナトミー胸像。
デッサンや造形の参考に、もちろん純粋に観賞用にも、気軽に手に取れるソフビでぜひ間近にご覧ください!!
©KAIYODO
-構成・文・写真/ TAC☆-
■サイズ
全高約210㎜
■素材
ソフトビニール製
■原型制作
片桐裕司
価格¥4,800(税抜)
発売時期:2019年10月10日発売