海洋堂がムービックとのコラボブランド「K&M」で2002年に立体化した、大友克洋の伝説的コミック『AKIRA』。

物語の舞台となっているのが、まさに2020年の東京オリンピックを控えた2019年の日本でした。

そして同年となる今、このミニヴィネットシリーズをアップデートして発売開始!!

今回は、11月発売となる第1弾を製品サンプルでご覧いただきましょう。

全4種のラインナップで、第4弾まで発売予定となっています。

• 金田とバイク（Ver.1）

「ピーキーすぎてお前にゃ無理だよ」

主人公・金田と、彼がカスタマイズした改造バイク。近未来的なロングホイールベースのスタイルを、手のひらサイズでも緻密に作んでいます。跨る金田のポーズも、ちょっとした重心のかけ方まで雰囲気のある造形。

• 金田とアーミー

大佐が率いる特殊部隊“アーミー”に、反政府ゲリラのケイと共に追われる金田。水路で迫るフライングプラットフォームに立ち向かいます。水につかった足元には、墜落した機体の残骸も。

• 鉄雄 -覚醒-

超能力に目覚めた鉄雄はアーミーのラボを脱走し、しだいにその強大な力を発揮していきます。失った右腕を機械で再生し、ぼろ布をマントのようにまとった物語後半の姿を立体化。

• タカシ

金田の前に姿を現した老人のような顔をした子供。超能力による破壊の瞬間を描いた原作の1コマを、宙に舞う破片まで巧みに立体で表現しています。

今回の発売にあたっては、塗装やプリントも現在の技術でアップデート。例えば、金田の凛々しい表情にバイクのプリントも、よりシャープな仕上がりとなっています。

飛来するフライングプラットフォームを睨む目つきに、サーチライトによる陰影……。

苦悶に歪んだ鉄雄の顔と、激しくなびいたマントを強調するシャドー塗装……。

一瞬の閃光による強い照り返しと、丸く広がる衝撃波を可視化するガラスの破片まで！

コミックの表現を立体で捉えるために精魂を込めた造形と塗装を、最新のクオリティでお楽しみいただけます!!

2002年当時はカプセルでしたが、今回はボックス販売のminiQ。新パッケージは「AKIRA」のロゴが大きく入った、コミック表紙をオマージュしたデザインとなっています。

6個入りセットでお買い上げいただくと、こちらのカートンが付属。カートンもデザインにこだわり、コミックのイメージを盛り込んであります。

このカートンはさらに、不要部分を切り取って組立てるとボックス6個をひな壇状に並べられるディスプレイに。店頭展示用のギミックですが、コレクションとしてもオススメです！

原作の世界を切り取る手法でヒット作となったヴィネット造形は、17年が経過しても改めて感嘆の声が上がる完成度。

miniQ AKIRA PART.1 「金田」は11月発売予定。お見逃しなく!!

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－構成・文・写真／ TAC☆－