海洋堂によるフィギュア製品の開発記や広告・商品リリースでは伝えきれない薦めポイント、最新情報&裏話をチラリとお見せする号外コーナー
タケヤ式自在置物の中でも、定番モチーフとして人気の高いのが骸骨!
「骸骨」「骸骨武者」に続く骸骨シリーズ第3弾として、古代ローマの剣闘士(グラディエーター)をテーマにした「骸骨剣闘士」2種が発売となります。
左が「魚兜闘士ムルミッロー」、右は「追撃闘士セクートル」。史実において武装や戦闘スタイルによって分類されていた剣闘士のなかから、代表的な2タイプを再現したものとなっています。
魚兜闘士ムルミッローは兜以外の鎧は腕に巻いたクッション材と左足の装甲のみという軽装で、大型の盾スクトゥムで身を守りながら短い両刃剣グラディウスで敵を突くスタイル。
兜の頭頂にある飾りが魚のヒレにみえるのが、「魚兜闘士」の命名の由来だとか。金属製の兜、荒く腕に巻かれたクッション材の素朴な質感など、いずれもリアルな塗装で仕上げられています。
装備品の随所には、くぐり抜けてきた数々の戦いを思わせるダメージ跡なども芸の細かい作り込み。
ムルミッローから発展した、より洗練されたスタイルといえるのが追撃闘士セクートル。兜はシンプルなデザインとなり、金属製の肩鎧、大型化した脛当てを両足に装備。騎兵用の盾ケトラトゥスで身を守ります。
こちらも装備の使いこまれた風合いまで作り込んだディテールと塗装で、命がけの戦いを繰り返す剣闘士のおかれた環境が感じられるようです。
装備を止めるベルトの金具まで、細かい作りとなっていますよ!
武器はどちらも、短い刃のグラディウスと長剣のスパタの2本が付属します。こちらも刃こぼれのある刀身など、実戦でのダメージを表現。
全身の装備は着脱も可能で、兜の下には歯が欠け頭蓋に穴の開いたダメージ版の骸骨頭部が。
骸骨本体はこれまでのものと同じ造形ながら、各関節に使用する4ミリジョイントを新開発。よりスムーズに動いて保持力の高い、遊びやすい仕様となりました。
細身ながら、大型の盾を持ち上げたポーズでもしっかり決めることができるんです!
可動範囲ももちろん、これまで同様に幅広いポーズをお楽しみいただけますよ。
中に手首パーツなどを収納できる八角形の台座のほか、足裏に取り付けて安定したディスプレイをサポートする小型のベースプレートも付属。剣闘シーンなどのアクションをつけて並べるときにも、コンパクトで使いやすくなっています。
おなじみ可動支柱付きベースも付属して、よりダイナミックなアクションもOK!
また、ここまでの「フルカラー版」と同時に、こちらの「蓄光版」も同時発売となります。
光を当ててから暗い所に置けばこのとおり! 関節ジョイントもしっかり光っています。
緑色の妖しい光を放つ蓄光は、骸骨アイテムの定番中の定番ですね。
血を求める観客を満足させるため、命がけの戦いを強いられた奴隷剣闘士たち。その苦難に満ちた運命は、骸骨の風貌とじつにマッチします。
タケヤ式自在置物の骸骨剣闘士「魚兜闘士ムルミッロー」と「追撃闘士セクートル」、フルカラー版と蓄光版の2バージョンでいずれも12月22日発売予定です!
©竹谷隆之・山口隆/KAIYODO
-構成・文・写真/ TAC☆-
■サイズ
全高約150㎜~165㎜
■可動箇所
全17箇所
■付属品
短剣(グラディウス)、長剣(スパタ)、大盾(スクトゥム)、オプションハンド×4、専用台座
■仕様
PVC&ABS製塗装済み完成品