ワンダーフェスティバル2020冬で発表された、タケヤ式自在置物の新作「トルメキア装甲兵 クシャナ親衛隊ver.」。

なんと、すでに製品と同等のテストショットが上がっています！

『風の谷のナウシカ』のコミック、そして劇場アニメにも登場している、重装甲の鎧に身を包んだトルメキアの兵士たち。

竹谷隆之氏の造形総指揮のもと、独特の世界観に基づくデザインを立体化しています。

曲面で構成されるどっしりとしたフォルムは、力強さとともにユーモラスな雰囲気や暖かみも感じさせます。

「火の七日間」による滅びのあとに築かれた中世風の文明に、一部に近代的な工業技術の残滓を交えたアンバランスなイメージも『風の谷のナウシカ』の魅力。

銀色の装甲は、劇中ではセラミック製と言及されています。

美しいメタリック塗装にスミ入れを施し、肩からたすき掛けにした革ベルトとの素材の違いなども表現した丹念な仕上がり。

革ベルトに提げた鞘の装飾、腰から膝までを覆う鎖帷子の網目など、細部までこだわりのディテールが世界観を補強します。

マントに施された荒めの汚し塗装は、イラストの水彩画風のタッチを思わせます。

重厚な姿ですが、劇中での動きは兵の練度の高さを感じさせるきびきびとしたものでした。

自在置物になっても、大きく足を開き、剣を振りかざすダイナミックな可動ギミックが盛り込まれています。

両肩は胸の鎧内部がスイングできるように分割されていて、ボールジョイントと合わせて前後に大きく動かすことができます。

首も2段階のボールジョイントで自由度の高い可動範囲を持ち、ポーズの表現力を高めてくれます。

腰周りの鎖帷子は前後左右に分割。細い装甲板もひとつひとつが可動ジョイントで接続されていて、前にも横にも大きく足を踏み出すポーズに対応。

胴鎧は腹部を分割してあり、屈み、反り、回転が可能。マントも可動ジョイントで接続されて、ポーズに合わせて後方、左右へなびく動きが表現できます。

武装は剣と斧、そして攻撃を受け流すような丸い断面が特徴的な盾が付属。

剣は柄のみのパーツで鞘に納めた状態も再現できます。

劇中、風の谷でナウシカと対峙した兵士が手にしていたのが斧。

装甲ごと敵を叩き割るような分厚い刃が、鋳造の質感を表現したディテールで雰囲気たっぷりに造形されています。

盾は裏側のグリップで保持します。そして先端には隠されたギミックが……

グリップの前にあるツマミの操作で、5本の鋭い爪が出現！　単にスライドするのではなく、先端が広がるように伸びるのがカッコいいですよ。

この爪により、盾も強力な攻撃手段に！

常に大勢の部隊で登場する装甲兵たちなので、複数並べるとさらに雰囲気が出ますね！

「親衛隊ver.」ということでクシャナ殿下への忠誠心も高く、優秀な兵たちが集められているイメージです。

ビシッと同じポーズで揃えても、乱戦に挑もうとするアクションポーズでも、一段と楽しみが増します。

頼もしい「タケヤ式自在置物 トルメキア装甲兵 クシャナ親衛隊ver.」は、2020年7月発売に向けて2020年5月22日より予約開始となります。お楽しみに!!

さらに「海洋堂オンラインストア」限定で販売されるのが、こちらの「ヴ王親衛隊ver.」です！

銀の鎧の「クシャナ親衛隊ver.」に対して、鮮やかな黄金の甲冑。

原作コミックに登場しているクシャナ殿下の父、トルメキア帝国君主・ヴ王の直属として、竹谷隆之氏がカラーを設定したもの。

クシャナ親衛隊より格上の存在として、そしてクシャナの鎧が原作カラーイラストでは銀、アニメでは金だったことなどから、金の甲冑のイメージが必然として浮かんだとのこと。

彩色は、黄色味の強い重厚な金色で仕上げられています。

マント背面のカラーも金とのバランスをとって変更され、クシャナ親衛隊の緑に対して、黒に近い濃い青となっています。

原作の劇中でヴ王に付き従う兵は、兜の覗き穴の形状がクシャナの兵とは異なっていました。

この自在置物でも、原作のT字型のスリットをベースにディテールを追加した精悍なデザインに。

堂々たる金の甲冑の「タケヤ式自在置物 トルメキア装甲兵 ヴ王親衛隊ver.」も、同時発売となります。

こちらは「海洋堂オンラインストア」での限定販売なので、お見逃しなく！

© Studio Ghibli　

©竹谷隆之・山口隆/KAIYODO

－記事構成・文・写真／ TAC☆－

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