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海洋堂によるフィギュア製品の開発記や広告・商品リリースでは伝えきれない薦めポイント、最新情報&裏話をチラリとお見せする号外コーナー
今回のレビューはタケヤ式自在置物の新作「15世紀ゴチック式エクエストリアンアーマー」
大ボリュームの軍馬とセットになった、騎乗用甲冑の登場です!
騎士の甲冑は、15世紀ゴチック様式の特徴である耐久性向上と装飾を兼ねた波状の加工が特徴。軍馬ももちろん、騎士甲冑との調和がとれた馬鎧を据え付けたフルアーマーとなっています。
まずは騎士甲冑から、詳しく見ていきましょう。
先に発売された「フィールドアーマー」(写真右)を基本にしながら、騎乗のための機能を考慮した新規造形パーツへの変更が行われています。
肩アーマーは、槍などを構える右腕は軽装になり、逆に手綱を操るために盾を持てない左腕は脇当ての装甲を大型化。
大型化した脇当てに干渉しにくい形状の兜は、フィールドアーマーと同様にバイザーを上げることができます。
胴鎧の下に吊られた草摺の部分も、鞍に腰掛けるために形状を変更。代わりに腰周り全体が鎖帷子で覆われています。
踵から長く伸びた拍車は、馬を駆けさせる際に腹を蹴るための重要なパーツ。
もちろん、付属のハルバードを構えるなど、全身可動によるポージングで単体でも幅広く遊べます!
可動の詳細は、こちらのフィールドアーマーのレビュー記事(https://kaiyodo.co.jp/k-blog/kt-project/b=663/)も参考にご覧ください。
そして新たに付属する軍馬の姿も堂々たるものです!
首から胸までと後ろ脚の付け根を、騎士甲冑と同じリブ加工が施されたプレートに鎖帷子を組み合わせた馬鎧が覆っています。
騎乗のための鞍や鐙は革の質感を塗装で表現。鎧の塗装も、プレートと鎖帷子ではシルバーのタッチを変えるなど、実物での構造を意識した塗り分けが施されているんです。
頭部をしっかり守る兜は、ユニコーンのような角付き。蝶番などの細部までディテールが作り込まれています。
ピンと立った耳はボールジョイントで可動し、兜の下から覗く瞳も眼球可動ギミックで視線を変えることができます。
顎の開閉も可能で、口の中の舌や歯までしっかり塗装してありますよ!
鎧の下の馬体は黒鹿毛。しっとりとした漆黒の毛並みや、付け根から可動する尻尾のさらりとした流れが丁寧なディテールで表現されています。
「自在置物」ですから、馬体の可動も念の入った作り。
脚の各関節はもちろん、胴体や足の付け根部分も前後それぞれに分割され、生き生きと駆ける姿なども表現できます!
首は前後が分割されてそれぞれにスライド。姿勢を低くして疾走、頭を上げていななくなど、リアルな馬の動きが表現できるようになっています。
そしていよいよ騎乗! ロマンあふれる騎馬スタイルをお楽しみいただけます。
乗せる際には、騎士の脚周りを腰掛けたポーズに曲げてから、鞍に合わせて調整しましょう。
馬の口元には、轡を取り付けます。轡から繋がる手綱には精密な金属製のチェーンを使用。
騎士の腰をしっかり支える鞍と、足をはめる鐙により、騎乗スタイルでもしっかり安定してくれますよ。
手持ちの武器はハルバードの他、騎馬同士の槍試合で使われる馬上槍が付属。
木製の質感を塗装表現した槍の全長は約28センチもあり、前方に槍を構えて突進する姿は大迫力!
このように前足を跳ね上げたポーズをとると、槍の先までの全高は40センチ余りにもなります!!
長い柄のハルバードは、馬上から攻撃するのに向いている武器なので、フィールドアーマーの騎士との戦いというのも燃えますね!
おなじみの彩色バリエーションもありますよ。
ここまで紹介してきた「シルバー」版と共に、こちらの「ブロンズ」版が同時発売。
ブロンズは金属製の置物をイメージした仕上げとなっています。
渋めの金属色で統一した青銅の地肌に年月を経た緑青の錆色を加えることで、鎧のディテールが際立っています。
鎧の下の馬体も同様の青銅仕上げ。リアルなイメージのシルバーに対して、より重厚な雰囲気をお楽しみいただけます。
シルバーとブロンズ、どちらも迫力満点の西洋騎馬甲冑「15世紀ゴチック式 エクエストリアンアーマー」。
5月25日発売となります!!
©竹谷隆之・山口隆/KAIYODO
-構成・文・写真/ TAC☆-
■サイズ
フィギュア全高147mm(頭部まで)
■可動箇所
騎士:全15箇所/騎馬:全21箇所
■付属品
オプションハンド×3、ハルバート(槍斧)、ランス、飾り台(アーム付き)×2、騎士用飾り台、眼球可動用ニードル
■製作総指揮 竹谷隆之・山口隆
■原型制作 髙木健一・辛嶋俊一・福元徳宝
■製作総指揮 竹谷隆之・山口隆
価格¥13,824(税込)
発売時期:2019年05月25日発売