商品検索
海洋堂によるフィギュア製品の開発記や広告・商品リリースでは伝えきれない薦めポイント、最新情報&裏話をチラリとお見せする号外コーナー
手作業でのレジン複製とプロフィニッシャーによる塗装で、マスターピースに限りなく近い塗装済み完成品をお届けするCharacter Classicsシリーズ。
2015年に発売されたポリストーン製塗装済み完成品のウルトラマンCタイプがその原点となっています。
そして木下隆志原型によるウルトラマンCタイプが、ついに完全新規造形でCharacter Classicsシリーズに登場!
発売となった製品サンプルで、その究極の仕上がりをご覧いただきましょう。
TVシリーズ第30話より使用されたCタイプスーツを、徹底したリサーチのもとにリアル志向で再現した全高約35センチの立像。
ここで言う「リアル志向」は、実物そのままに映しとる写実的な作りではなく、誰もが「実物そのまま」と感じられるイメージをこのサイズの立体物として再構築する造形表現。
木下隆志の持つ一流の感覚と技術が、それを可能にしています。
スーツアクター古谷敏氏ならではのプロポーションと、自然に力の抜けた美しい立ち姿を反映。
大スケールモデルゆえに自然な影の落ちるシルバーと赤の塗装の美しさも、じっくりご覧ください。
A、Bタイプを経て、もっとも完成度の高い撮影用スーツとなったのがCタイプで、なめらかな顔のバランスは「ウルトラマン」のメインイメージとして多くの人の脳裏に刻まれているもの。
広めの口元は逞しさと同時に、穏やかな印象も与えます。
側頭部におけるスーツ側の銀塗装がなくなり、マスクとの継ぎ目がくっきり見てとれることを再現。
正面から見ると、左目の位置がやや上目になっている作りも再現されているのがわかります。
さらにCタイプの大きな特徴として挙げられるのが、調和の取れた理想的人体プロポーション。スーツにおける造形上の工夫に加え、アクターの生来のプロポーションを生かし、その上で
胸板の厚み、肩幅などのポイントをデザインの理想に近づけるべく入念に形状加工された補正材がスーツ裏に固定されて、逆三角形の逞しい上半身が演出されています。
同時にやや寸胴に見えるバランスも含めて、イメージ通りに作り上げました。
上へと引き締まったヒップラインも、人体の上に補正材とスーツが被さった様子が実感できるディテールで再現。
各部のシワ、手袋やブーツとスーツの重なり、ウェットスーツを改造して製作された際の継ぎ目にいたるまで、本物の構造と質感を徹底的にリサーチしたうえでバランスよく作り込んでいます。
もちろん、目とカラータイマーの電飾ギミックも内蔵。
スイッチと電池は、マスクの下に収納。マスクの着脱はマグネットにより、手軽かつ確実に行うことができます。
ハロゲンランプの黄色い目、カラータイマーの青い輝きもこだわりの色調。
初代ウルトラマンのシンプルにして美しいイメージを、究極のリアル志向で造形した「Character Classics ウルトラマン(Cタイプ)」。
全高約35センチの堂々たる姿を、ぜひ実物を手にしてお楽しみください!
©円谷プロ
-構成・文・写真/ TAC☆-