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海洋堂によるフィギュア製品の開発記や広告・商品リリースでは伝えきれない薦めポイント、最新情報&裏話をチラリとお見せする号外コーナー
Character Classicsシリーズの新展開となる、ウルトラマンメビウスの予約がスタートしました。
発売に先駆けて、ペイントマスターでのレビューをお送りします!
2006年にTV放映され、2021年に15周年を迎える『ウルトラマンメビウス』。
原型は新たに小澤正が担当。木下隆志が造形総指揮にあたり、撮影用スーツをリアル志向で表現したヒーロー像を作り上げています。
全高は約33センチ(台座含まず)という充実のビッグサイズ。
今回のレビューはワンオフのペイントマスターを撮影した物ですが、製品でも手作業による複製とプロフィニッシャーによる塗装という同等の工程を経て、変わらない仕上がりでお届けします。
初期のウルトラ兄弟に比べてかなり複雑になったデザイン。
ヒーローとしての逞しいプロポーションと繊細な曲線を描く赤と銀のラインのバランスを取りながら、破綻のないように細心の注意を払って立体化しています。
ヤマネコをイメージしてデザインされた頭部は、特に微妙なカーブが組み合わさった形状。
シンプルなようで入り組んだ構造をしている口元も大変難しいポイントでしたが、頬のラインからの繋がりも意識して、りりしい顔立ちに作り上げています。
ウルトラ兄弟こと宇宙警備隊メンバーの中でも、最年少のルーキーとして登場したメビウス。顔立ちからはそのフレッシュな印象と、人間の姿ヒビノ・ミライがみせた生真面目な性格も伝わってくるようです。
胸から背面の肩甲骨周りには、プロテクターを装着しているようなスタイル。
しなやかなボディとかっちりした直線のプレート状ディテールが、違和感なく融合した造形となっています。
撮影用スーツの質感を意識したシワなどは、リアルに造形しつつヒーローとしてのかっこよさを考慮したバランスに。
左腕にはウルトラの父から授かった神秘のアイテム「メビウスブレス」。
重要なシンボルですから、一段と細かいディテール&塗装で作り込みました。
下半身のプロポーションも力強さにこだわり、特に骨盤から太もものアウトラインはメリハリを強調して造形。
最初に製作した原型から、腕や脚の開き方が弱いという木下の指示によりグッと開いたポーズに変更するなど、ウルトラマンらしいどっしりとしたイメージを追求。
大サイズにふさわしい、シンプルな中にも見栄えのする立ち姿としました。
ギュッと締まったヒップラインも見逃せないポイントです。
目と、特徴的なひし形のカラータイマーには、電飾を内蔵。
LEDの色味も、それぞれ撮影用スーツの発光色を再現できるようこだわってセレクトしてあります。
これまでシリーズの原型を手掛けてきた木下隆志が造形総指揮にまわり、平成ウルトラマンシリーズに挑戦していくCharacter Classicsの新企画。
このウルトラマンメビウスで、迫真のヒーロー像製作にかける気合を確かめてください!
©円谷プロ
-構成・文・写真/ TAC☆-
■全高
約330mm(本体のみ)
■材質
・レジンキャスト(本体)
・ポリストーン(ベース)
・マグネット
・台座ピン(ステンレス)
・使用電池 LR41 1.5V 2個
■原型制作
小澤正
■製作総指揮
木下隆志
価格¥69,800(税抜)
発売時期:2021年05月発売予定