2023年5月11～15日、ツインメッセ静岡にて開催された第61回静岡ホビーショー。
海洋堂では前回に続き、ARTPLA（アートプラ）シリーズの展開を発表しました。

レポート第1弾では、テストショットが展示された最新アイテムを中心に、ランナー構成を含めたこだわりのポイントをご紹介!!

●太陽の塔

原型制作：市原俊成／繪宙計畫●19,800円（税込）●2023年9月発売予定
ARTPLAのフラグシップとして昨年のホビーショーで発表された、岡本太郎による巨大な芸術作品の1/200スケールモデル。

頂点と正面、背面に3つの顔を持つ外観はもちろん、塔の内部までも精細な「立体解剖図」として作り込まれたキットです。

ARTPLAでは、ランナー状態も額縁に入った絵画のように楽しんでもらえるよう、そのパーツ配置にもこだわって製品化しています。

巨大な塔としての外殻は、なるべくそのままの大きさをパーツに

内部を貫く展示「生命の樹」に取り付けられた、進化の過程をあらわす生物模型群も、ランナーのままでもひとつひとつの形状が見て取れます。




内部にエスカレーターが設置され、先端から当時周囲を囲んでいた大屋根に出ることができた腕部。その内部の鉄骨の工業的な美しさを持つ構造を、一体化したパーツに。

塔の内壁にある、脳のシワをイメージしたといわれるヒダ状のディテール。金型で抜けるように角度を微調整しながら、一つ一つ丹念に再現されています。

塗装済みパーツになる予定の、塔の頂点に設置される「黄金の顔」。当初は金メッキも検討したものの、実物の観察から青い空を映した表面の変化を表現するために、金色の色味にこだわって塗装パーツとなったとのこと。

●エヴァンゲリオン2号機 獣化第2形態ザ・ビースト“ジオフロント血戦”
原型制作：吉良かずや●7,150円（税込）●2023年9月発売予定

強烈な生物的アレンジと、迫力たっぷりに映えるポージング、精密にして圧巻のディテールで造形された、吉良かずや氏によるエヴァ2号機がプラキットに！

大きくうねった面や深いディテールを損なわないように再現しながら、未組立てでも造形的魅力が伝わるように工夫を重ねたランナー。

サーモンレッド単色の成形ですが彩色がしやすくなるように、ボディや腕のライン、関節部などでの分割も施されています。

眼の部分には、クリアパーツも用意されています。

●エヴァンゲリオン初号機“暴走”

原型制作：松村しのぶ●7,150円（税込）●2023年11月発売予定

TVシリーズ放映時に、ファンに大きな衝撃を与えた松村しのぶによる初号機もプラキットで並びます！

かつてのインパクトはそのままに、松村しのぶ自身の手で3Dデータをリファイン。装甲が剥がれ生体がむき出しになった胸と、プログレッシブナイフを持つ手が新規ボーナスパーツとして付属します。

大胆なアレンジを加えながらも、生体に装甲兼拘束具を重ねた構造などの劇中設定を重視した造形が、プラキットとしてのパーツ分割でより際立ちます。

原型での表情付けを重視して、手首を指ごとに分割するなど、従来のプラキットの方法論とは異なるパーツ構成も多数。

原型での表情付けを重視して、手首を指ごとに分割するなど、従来のプラキットの方法論とは異なるパーツ構成も多数。

発売中の『ルーンマスカー』スレイプニールや、もうすぐ発売となるアイテムの作例展示も行われました。

発売中の『ルーンマスカー』スレイプニールや、もうすぐ発売となるアイテムの作例展示も行われました。

●ドーヤネン キュスター（2機セット）

原型制作：谷明●6,600円（税込）●2023年6月発売予定

●ドーヤネン キュスター（2機セット）特別カラーVer.

原型制作：谷明●6,600円（税込）●2023年6月発売予定

●研究員とティラノサウルスセット

造形総指揮：松村しのぶ●5,500円（税込）●2023年7月発売予定

動物シリーズの文脈で松村しのぶが手掛けた、かつてないスタイルの恐竜キット。研究員や飼育員と共に、現代に蘇ったティラノサウルスのいる情景を描き出しています！

ランナーに海洋堂ならではの造形の楽しさを詰め込んだARTPLAシリーズ。

ただいま商品化希望アンケートも開催中です。ぜひ皆様のご意見をお聞かせください！

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdYLwruhO8bBurDsG20q1kxfrd0IIAgVBoLIjno4gL0eXCC3Q/viewform?pli=1

2023年6月13日まで

PART２につづく・・