海洋堂造形魂の象徴
造形の神 高山良策の最高傑作“大魔神”の魅力をフィギュアで再確認しよう
海洋堂が新シリーズをリリースする場合、必ずと言っていいほどラインナップに含まれるタイトルである『大魔神』。これには明確な理由がある。
造形へのこだわりを核とする海洋堂にとって、「怪獣の父」との異名を持つ造形物製作者 高山良策氏の傑作である大魔神は氏へのリスペクトの現れであり、海洋堂社屋に鎮座する造形への思いを具現化した象徴でもある。
そんな海洋堂の熱い想いをパッケージングしたフィギュアセットである。
大映映画『大魔神』は、1966(昭和41)年4月に『ガメラ対バルゴン』との併映で公開され、大ヒットとなった特撮時代劇である。
この人気を受け、同年8月、第二作『大魔神怒る』が、そして12月に三作目『大魔神逆襲』が制作された。
これら三本はそれぞれ独立した物語で、同じ戦国時代の設定だが、場所と登場人物は異なり、魔神もその都度消滅する。
3作とも基本的なストーリーは悪の領主や城主といった権力者の圧政に苦しむ人々の、救いの願いを聞き届けた神が古代の巨像の姿を借りて大魔神となり、悪人を滅ぼして天に帰るという筋立てである。
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