海洋堂マニアックス *
海洋堂マニアックス

 '00年末のチョコエッグ(フルタ製菓×海洋堂)騒動からはじまっていった、空前の“おまけフィギュア”ブーム。その最中に『海洋堂クロニクル』(あさのまさひこ著・太田出版刊/'02年11月)は発売されました。「海洋堂という文脈の解体」を命題に据え、食玩やその始祖たるガレージキット等の海洋堂製フィギュアの真実に迫った本書は、オタクカルチャーを語る上で欠かせない歴史的名著となりました。
 あれから4年の歳月を経て、その正統たる続編『海洋堂マニアックス』が小社より刊行されます。著者は、もちろん前作同様あさのまさひこ氏。社会現象にまでなった海洋堂製フィギュアのメガヒットの秘密をゼロから解き明かし、同時に、かの一大ブームがなぜ終焉を迎えたのかを鋭く検証。さらに、海洋堂製フィギュアの「塗装」の凄さにスポットを当てた海洋堂塗装班完全解剖、ガレージキットのルーツを究明する時間旅行、'04年に大きな話題となった海洋堂製フィギュア“新横浜ありな”(ヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展 日本館出展作品)の開発リポートなど、「知らなくても日常生活的にはなんら困らない海洋堂の過剰なサイドストーリー」(著者談)が満載された、世界最狂造形集団の真の姿に迫るルポルタージュ、2007年陽春ついに発売です。

 
  編集者 あさのまさひこ
  発売日 2007年1月15日
(※一部地域によっては発売が遅れる場合がございます)
  A5判/オールカラー328ページ/ビニールカバー・帯付き
本体:2800円+税 ISBN978-4-8124-3014-9
 

内容(本書目次より)
00章/ フィギュア用語の基礎知識
01章/ 「ペイントマスター」という名のジョーカー
塗装を制すものが市場を制す! 海洋堂塗装班が担う「絶大なる後方支援」
02章/ 業界(フィールド)を切り裂く最強ツートップ
eyewater(榎木ともひで+大嶋優木)完全解剖
03章/ アートとオタクの素敵な邂逅 村上 隆の「これでいいのだ」
すでに現実のものとなりはじめた「オタクがオタクたちだけのものではなくなる日」
04章/ ワールドタンクミュージアム鼎談
「模型らしさ」という名の下に
05章/ an origin(オリジン)
古きを知って新しきを知る ガレージキット「はじめて物語」
06章/ オタクが「芸術の祭典」へ 出向く理由
ヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展 日本館『おたく:人格=空間=都市』総括
07章/ ヴェネチア・ビエンナーレ 第9回国際建築展 日本館出展作品
「新横浜ありな」開発ダイアリー
08章/ 「オタク×アート×社会」の現在・過去・未来
スーパーフラット最終章 『リトルボーイ』in ニューヨーク
09章/ 「おまけフィギュアブーム倒壊」の真実
世界最狂造形集団 海洋堂の「功罪」、企画部部長 白井武志“37,000文字”ロングインタビュー
知らなくても日常生活的にはなんら困らない海洋堂の過剰なサイドストーリー
 

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