カメラを止めるな！

2018年大ヒット娯楽映画『カメラを止めるな！』を鑑賞した海洋堂クルー。インディーズ精神満載の本作にはガレージキット精神で活動する造形集団と通じるものがあり、「これは俺たちの映画や！」と、ハートに火をつけられた。造形作家・寒河江弘氏を巻き込み、生み出したのがカメラを止めるな！の名シーンを再現した1/35フィギュア。『最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。』という最大のエッセンスを造形に吹き込み、同時に海洋堂の新たな挑戦となった。これは、海洋堂から『カメラを止めるな！』へのアンサー。これから何度でも言おう。

造形を止めるな！

【商品スペック】
商品名：デジタルガレージキットカメラを止めるな！トレーディングフィギュア
シリーズ：デジタルガレージキット
発売時期：2019年2月末
※2019年2月10日（ワンダーフェスティバル2019冬）にて先行発売
価格：1,500円（税抜）
仕様：光硬化樹脂キット
サイズ：全高約50mm
原型制作：寒河江弘
版権表記：ENBUゼミナール

新感覚なインディーズ映画が国内外の観衆たちを感動させたように、インディーズ精神で立体造形を表現してきたガレージキットが新技術を得て、「デジタルガレージキット」へとアップデートしました。そもそもガレージキットがおこなってきた製造方法は、少数生産で早く製品化可能な方法で、金型を作らずに立体物をリリースできるのが特徴です。スピード感はもちろん、創り手たちの魂を遺憾なく込められるのもガレージキットならでは。そうして1980年代初頭、海洋堂をはじめ同時多発的にインディーズな「フィギュアメーカー」が産声を上げました。2019年、ガレージキットが誕生して40年。ここから新時代の創り手たちやムーブメントが生まれてくるでしょう。

『カメラを止めるな！』を観た海洋堂代表である宮脇修一（通称センム）が、造形作家·寒河江弘氏に速攻連絡を取り企画がスタート。
『カメラを止めるな！』の37分ワンカットは撮影技術・機材の進化とライブ感、そして熱い魂があってこそのもの。ならばと思い、デジタル技術の恩恵と熱い魂を注いで生まれたのが、3Dプリンタの出力品をそのまま届ける「デジタルガレージキット」です。寒河江氏が手がけた1/20スケールサイズの造形を、模型標準の1/35スケールにして6種類のフィギュアを展開します。劇中シーンの再現だけではなく、新たな造形シーンの胎動を感じてみてください。

現在3Dプリンタで出力されたプロダクトは、まだまだ試作品として利用されるのがほとんどです。それは、そのものを量産化する前例がないことや、未着色のものを展開できないという固定観念があるからかもしれません。これはガレージキットが誕生した時と似ています。色はユーザーが塗ればいいし、素材を加工して楽しめばいい。ガレージキットは、創り手を自由にさせてきました。だからこそデジタルガレージキットも、もっと創り手に委ねていいはず。
『創るたのしみをすべての人に』『創るものは星の数ほど無限にある』というキャッチコピーを掲げている海洋堂の精神にも息づいたプロジェクトです。

日本美術、特撮怪獣、リアル女子高生。造形作家の作り出した表現をダイレクトにお届けする、海洋堂ならではのラインナップを予定しています。

2019年2月10日に開催されたワンダーフェスティバルにて海洋堂のDGK（デジタルガレージキット）、第一弾『カメラを止めるな』の先行発売を行いました。なんと、『カメラを止めるな！』に監督の妻・日暮晴美役で出演し、全国をポンッ！で熱狂させたしゅはまはるみさんが会場に！TwitterやブログでたっぷりPRしてくださいました。

海洋堂のセンムとパシャリ。以前、しゅはまさんにお送りした製品は2つとも「松本逢花（演秋山ゆずき）」だったとか。ぜひともコンプリートして、手の平の中でカメラを止めるな！を再現してくださいね！

造形作家・寒河江弘氏も合流。カメ止め！女優さんご本人と、デジタルガレージキットになったしゅはまさんと。激レアでアツアツな1枚になりました。しゅはまさんも何かイベントをしたい！とのことなので、もしかすると実現するかもです。