2001: A SPACE ODYSSEY and all related characters and elements © & ™ Turner Entertainment Co. (s18)

Discovery 1/10スケール -54フィートプロップ完全再現モデル(LIMITED) ・出展『2001年宇宙の旅』 ・Art Master 3D ・受注開始:2018/10月 ・価格:1,300,000円 ・原型製作:STUDIO蓮 ・プロップ解析:西坂克也 ・マスター制作:ボーメ ・ハンドメイド総指揮:岡正信

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SF映画の金字塔『2001年宇宙の旅』に登場する

ディスカバリー号のプロップを完全再現!!

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劇中に登場するディスカバリー号の迫力をそのまま体感できる究極の造形物!!

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1968年に公開されたスタンリー・キューブリック監督のSF映画『2001年宇宙の旅』の撮影に使用された54フィート※1(16メートル)モデルを1/10で再現しました。 基本形状はアメリカの研究者アダム・ジョンソン氏の著書「2001 The Lost Science」に掲載された図面を参考に完璧なアウトラインを構築しています※2
細部ディテールは数少ない写真と映画の画面から解析し、資料が全く存在しない左側側面のディテールは、解明しているディテールを元に推測し、検証した上で3D-CADにて原型を設計しています。

※1 実物プロップの大きさには54フィート説と57フィート説があります。プロップの設計上の大きさは57フィートでしたが、撮影上、製造上の様々な理由から完成したプロップは54フィートだったようです。しかし海外の研究者の間でも両方の主張があり、いまだ十分に解決されていません。劇中の宇宙船の設定も100〜150メートルと諸説あります。本製品も当初は57フィート説を元に開発していましたが、最終的に定説となっている54フィート説を採用しました。

※2 この図面は、映画の技術顧問をしていたフレデリック・オルドウェイ氏が所有していた当時の図面を基に作図されており、現在最も信憑性の高い図面です。

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いまや時代は粘土によるアナログ造形から3Dによるデジタル造形に移行し、アナログではなし得ることができなかった新たな表現も可能となりました。反面、アナログ造形を過去の技術と捉え、無理矢理デジタル化に移行している造形作家も多く見受けられます。しかし海洋堂としてはデジタルにはデジタルの良さ、アナログにはアナログの良さがあると確信しています。デジタル造形という手段を目的にせず、表現したい方向性をしっかりと見定め、デジタルとアナログのそれぞれの良さを融合した商品展開を提示するのがArt Master 3Dです。第一弾となるディスカバリーではデジタル造形した原型を、究極のアナログモデリングとも言えるハンドメイドで仕上げるというデジタル+アナログの最もわかりやすい方法でアプローチしています。

究極のアナログ解析(スケッチ)と最先端のフルデジタル造形(3D-CAD)で成し遂げたディスカバリーの完全再現

究極のアナログ解析(スケッチ)と最先端のフルデジタル造形(3D-CAD)で成し遂げたディスカバリーの完全再現

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今回の原型を製作するにあたって制作ディレクターである西坂克也が用意した各ディテールを考証し解析したスケッチは約300枚。それを海洋堂中期(80年代中盤頃)に造形作家として所属し、いまはSTUDIO蓮という屋号で造形活動をしている加藤哲郎がフルデジタル造形。異常なまでの使命感で54ftモデル再現に向けてこまかく飛ぶ西坂からの指示を全面的に受け止め、実直にデジタル造形すること1年間。ついに究極の54Ftモデル再現ディスカバリー号が完成しました。

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海洋堂が創業以来一貫して目指した「アートプラ」の理念を貫きました

制作ディレクター 西坂克也

制作ディレクター 西坂克也  今回の「ディスカバリー号」のプロップレプリカの制作は、実物が残されている映画のモデル化と違って、 資料が少ないという致命的な問題に直面しました。とくにプロップの左側面が確認出来ないという状況の なか、まったくの想像で造形した部分も少なくありません。しかし、設計にあたっては自己満足に陥らぬ よう海外の研究者の助言を数多くいただきました。アダム・ジョンソン氏からは細部のディテールの形状や パーツひとつひとつの配置に関する助言を、「Making of Stanley Kubrick’s 2001 a Space Odyssey」の著者 ピアース・ビゾニー氏からは解像度の高いスチール写真の提供を、その他、海外の複数の著名モデラーからも 細部のディテールに関する助言をいただきました。50年前の資料や映像を掘り起こして再現するという試みは 化石を発掘するような地道な作業でもありました。原型制作スタッフの作業は休日返上で1年以上に及びました。 こうして究極の「ディスカバリー号」はついに完成しました。映画の一場面と同じ角度でこの商品を眺めて いただければ、その再現度に驚かれることと思います。そこには「模型をキャンバスに見立てて芸術作品に 仕上げる」という海洋堂が創業以来一貫して目指して来た「アートプラ」の理念が貫かれているのです。

物作りに対する熱い気持ちを持った人と共同作業することができて心地よかった

原型制作 加藤哲朗(STUDIO蓮)

原型製作 Studio-蓮(代表 加藤哲朗)Studio―蓮の人員を総動員、デジタル造型大先輩の小林康之氏に大いに助けていただきながら、さらに学生アルバイトにもお願いし一年という大きなスパンでの仕事になりました。
西坂さんのディスカバリーに対する清々しいほど熱い情熱がとても理解できたので苦では無いどころか、物作りに対する熱い気持ちを持った人と共同作業できる環境がとても心地よかったです。
一つ一つでは複雑な曲線が少ないパーツ類ですが、あまりにも膨大な量の為、現時点での作業達成度がまったく測れず、終わりの光が薄っすら見えかけたのは制作を開始してから8ヶ月位の頃だったと記憶しています。
とても難儀したのがパラボラ背面アームの面構成で、最初はまったく映画のように見えてくれなかったのですが、このような複雑な曲面の成立で大きな力を発揮してくれたのが小林氏の存在でした。
他の場所も含め複雑な曲面の成立は彼無しでは実現できなかったと思います。
ある程度の形が出来上がってくると、いろいろな方からの助言もいただけるようになりました。アダム・ジョンソン、ピアース・ビゾニー氏の協力は、更なる造型のクオリティUPに繋がり大変ありがたかったです。
しかし、あまりにビックネーム過ぎて実は未だに現実感が無いのですが……。
多くの人の気持ちが集まり、こんなとんでもない模型が出来上がりました。どれだけとんでもないか、是非現物を見ていただきたいです。

3Dプリンターを使用したマテリアルと
ハンドメイドにより完全版の商品化が可能になった

3Dプリンターを使用したマテリアルと
ハンドメイドにより完全版の商品化が可能になった

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 「ディスカバリー号」は大きく3つのパートから成り立っています。球体の司令船と巨大なエンジン、そしてそれらを繋ぐ細長い脊椎モジュールです。 細長い脊椎モジュールはLIMITED版のハイライトでもあります。大小5種類の大きさのコンテナが60個組合わさり出来ていますが、この60個のコンテナ 全てには映画同様の異なったディテールを施しました。またそれぞれのコンテナは8面体で、そのうち5面に全て異なったディテールを施しています。 1つ1つの異なるモジュールを大量生産するにはあまりに金型コストが大きく非現実的な高価格になってしまいますが、3Dプリンターでそれぞれ出力し、 それらを完全にハンドメイドで制作することにより、300面全てに異なったディテールを刻むことが可能となりました。これは3Dプリンターを使用した 商品化だからそこ実現した新しい試みであり、またその再現度は既存のキット(ガレージキット含む)に対して比べるべくもありません。 エンジン部分の再現も3Dプリンターならではの精度でプロップを再現しています。特徴的な3基のバーニアや、複雑に入り組んだパイピング、放熱フィン、 物資貯蔵タンクといったテクスチャーを、実物どおり再現することができました。 成型製品では不可能な数百もの様々なテクスチャーが構成する原子力エンジンのディテールを味わっていただく事ができます。

54フィートプロップの特徴とは?

  • コマンド(指令)モジュール

     直径11メートルの球体に、コクピット、EVA(船外活動)ポッド3基の格納庫、人工重力を作り出す遠心居住区、航行の全てを司るHAL9000型コンピューターのブレインルームが収まっています。プロップは6フィート(1.8メートル)の大きさの球体で、本体は木材とファイバーグラスで作られました。さらに薄い金属板やアクリル板、紙片を張り、塗料の色を微妙に変えてディテールを作りました。

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スパイン(脊椎)モジュール

物資保管用の複数のコンテナが1ブロックを形成し、それが11ブロック、接続用カプラーを介して連結され、背骨のような構造体を形成しています。コンテナ本体は木材で作られました。表面にはアクリル板やプラスチックモデルの部品でディテールが作られました。接続用カプラーはアルミニウムの削り出しで作られ、それぞれがスチール製のパイプに通されました。

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  • 原子力エンジンモジュール

     核分裂時の高温で液体水素の推進剤を加熱、噴射させる核熱ロケット推進を使用した原子力エンジンです。冷戦下、米ソで開発が続けられましたが実用化には至っていません。プロップはロケットノズルを合わせると4メートル近くにもなり、その巨大なプロップを製作中の写真が1枚残されています。無数のパイプや放熱フィン、燃料タンクなどで構成されたディテールには、エアフィックス社やレンウォール、ファーラー社などのプラスチックモデルの部品が多数使われています。

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  • アルファ・エコー(AE)35アンテナ

     大きなパラボラは地球との交信用に、また小さなパラボラはHAL9000が現在位置の検索を行う為に使用されます。映画ではHAL9000がこのアンテナの不調を警告、乗員を船外活動に誘い出し、抹殺を計りました。アンテナ基部は詳細な資料が残されていませんが、今回は映画を徹底的に分析し、その形状を再現しています。

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実物やプロップの大きさの謎

ディスカバリー号の実物(存在したと仮定して)の大きさは諸説あります。最もよく知られているのが小説版の全長120メートルという数字です。また、撮影に使われた巨大なプロップが1/6の縮尺で54フィート(16メートル)だったと一般的に言われていますので、映画版の全長は16メートル×6で96メートルとなります。また、これとは別に「2001 The Lost Science」の著者アダム・ジョンソン氏はMGMの公式のブループリントでは実物の設定が496フィート(151メートル)だったとしています。メビウスモデル製のディスカバリー号の縮尺が1/144となっているのはこの151メートルという数字を根拠にしている為です。またジョンソン氏は、残された資料から巨大プロップの大きさは57フィート(17メートル)だった可能性を指摘しています。すでにプロップは存在しませんし、その形状もキューブリック監督の撮影意図で変更されたりしました。結局、我々に残された判断材料はスクリーンに映し出されるディスカバリー号だけなのかも知れません。

ハンドメイド制作スタッフは超豪華な一流モデラーを起用

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商品のマスターモデルの制作は海洋堂のボーメが担当。3Dプリントはハリウッドを中心とした映画用プロップを手掛ける世界随一の技術を持つ工場で行います。それらの部材を雑誌『モデルグラフィックス』等で活躍する“岡プロ”こと岡正信氏が率いる、モデラーチームがひとつひとつ丹念に仕上げます。チームは模型雑誌で素晴らしい作例を仕上げるモデラーや、ワンダーフェスティバル等の模型イベントの人気ディーラーなどで編制された模型のプロ集団。一流モデラーによるハンドメイド作品の販売という前代未聞のスタッフ構成です。

プロップの雰囲気を再現しつつも高級オブジェ的な塗装仕上げを目指しました

マスター制作 ボーメ

マスター制作 ボーメ  ハンドメイドながら量産性を高めるため、まずは僕が制作し問題点などを洗い出し、製作方法と塗装法をマニュアル化するという役割を勤めさせて頂きました。プラスチックでもレジンキャストでもない3Dプリンターの出力品を直接加工し、塗装して商品として仕上げるという方法は、すでに海外の一部のメーカーが取り入れていますが、海洋堂や僕にとっては初めての経験なので、最初はちゃんと仕上げられるか不安でした。しかし作業を進めていくとわりとレジンキャストとさほど変わらず、加工もしやすい材質だったので、量産品で個体差はほとんどでないのではないでしょうか? 3D出力は多くのハリウッド映画のストラクチャー製作や海外フィギュアメーカーの製造を行っているデジタル製造のエキスパートが行っているとのことで、安心のクオリティです。
塗装はコマンドモジュール以外はホワイトカラー1色なので、単調に見えないよう極薄のスミ入れやシャドーを隠し味的に入れて仕上げています。

ひとつひとつの製品が一流モデラーの魂がこもった作品となります

ハンドメイド総指揮 岡 正信

ハンドメイド総指揮 岡 正信これまでにも日本にはハンドメイドミニチュアを制作、販売している実例はありますが、今回のディスカバリーは海洋堂が総力を持って取り組んだエポックメイキングとなりうるハンドメイド商品ということもあり、量産スタッフも実績のあるメンバーで構築したいという意向がありました。その陣頭指揮を私に執らせて頂けることは非常に光栄です。今回の制作チームを編成するにあたり、模型を制作させたら日本でトップクラスのスタッフとして、商業雑誌で記名にて作品を制作している雑誌モデラーや、ワンダーフェスティバルで人気のあるディーラー造形作家を集めました。このディスカバリーは原型のすばらしさもさることながら、ひとつひとつの製品が一流モデラーの魂がこもった作品となることを約束致します。

究極の逸品を最高の形でディスプレイ

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本体を支えるベーススタンドは、一個ずつ削り出したアクリル素材を使用。本体をしっかり支える強度と共に、ディスカバリーの美しさを際立たせる役割を担っています。 またコックピット内にはLEDを4灯仕込んでおり発光させることができます。スイッチはコマンドモジュール内に収めており、外観を損ねることはありません。

  • cont09-01 フォトエッチングを使用したオリジナルネームプレート
    台座は高品質アクリル製
  • cont09-02 高級アクリルスタンド
  • cont09-03 コックピット内はLED発光

これが模型史にその功績を刻むアイテムであることは自信を持って公言します。

海洋堂代表取締役 宮脇修一(センム)

映画『2001年宇宙の旅』に登場するディスカバリー号はこれまでに何度も商品化を夢見るも、版権的な問題から正面を切って挑戦することが不可能でした。今年ついにその版権申請が通り、ディスカバリー号を公式に挑戦することが可能となりました。非公式に挑戦したのはいまから約40年前。当時プラモデル屋だった海洋堂に出入りしていた、僕の弟分“かっちゃん”こと西坂克也氏がピンポン球をベースにフルスクラッチビルドしたディスカバリー号が最初でした。彼はリアルタイムで『2001年宇宙の旅』の衝撃を受けたスゴ腕のモデラーで、現在の造形作家の先駆けとなるモデラーが集結したオールスター的実力派模型集団だった初期海洋堂メンバーの中心人物でした。
映画『2001年宇宙の旅』のディスカバリー号にはふたつのプロップが存在し、象徴的に画面に登場する大迫力のプロップは54フィートというとても巨大なもので、当時のSF少年はその細部を知ろうと、少ない資料をもとに解析を試みるものの、左側のディテールが全く画面に映らない、各コンテナの配列パターンすら不明という厳しい状況で脱落していきました。
しかし“かっちゃん”は諦めず、公開されていない資料をアメリカのマニアと情報交換するなどして日常的にその細部情報の解析を進めていたのです。そんな彼の姿を見て「来たるべく日には海洋堂製品として満点の商品を出す」というリストに加えることにしたのです。
 それから40数年……『2001年宇宙の旅』の版権許諾が降りるかもしれない? と聞いた“かっちゃん”はいの一番に僕に連絡をしてきました。聞けばその後もひたすら54ftモデルの解析を行っていたと聞き若干ヒキましたが(笑)、ついに彼の積年の想いを形にすることができる日が来たのです。
この時点で世界最高のディスカバリーを作り上げたと自負していますが、念には念を入れて、最終的な監修をディスカバリー号の図面解析などで世界的に有名なアダム・ジョンソン氏にお願いしました。アダム氏からのいくつかの助言も反映し、究極の54ftプロップモデルレプリカがここに完成しました。

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2001年宇宙の旅
Discovery 1/10スケール -54フィートプロップ完全再現モデル(LIMITED)

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初回受注限定特別価格

1,300,000円(税別 送料別)

原型製作:STUDIO蓮 プロップ解析:西坂克也 マスター制作:ボーメ ハンドメイド総指揮:岡正信 企画/制作:海洋堂 Made in Japan
ハンドメイド生産となるため、受注は期間を限定させて頂きます。
国内での受注後、米国にて受注を開始しますが、販売価格は大きく上がる見込みです。
また国内で再受注の可能性もございますが、 価格は米国販売版と同様になります。

ご注文方法の詳細なご説明は特別受注ページにて行なっております

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※2018年12月より開局する世界初の8K(スーパーハイビジョン)放送局「NHK BS8K」にて放送予定の
『8K完全版 2001年宇宙の旅』 12月1日(土)午後1時10分~ を記念して受注期間を延長致します。
詳しくは「特別受注ページ」をご確認ください。

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